デジタルサイネージを安定表示とコンテンツのボリューム 

デジタルサイネージを安定表示とコンテンツのボリューム

看板やポスターと異なり、デジタルサイネージは膨大な量のコンテンツを扱えます。そのメリットの反面、扱うコンテンツよっては表示が不安定化する恐れもあります。忘れがちですが、デジタルサイネージは電力とシステムの支えが無ければ黒いガラス板にすぎません。当記事ではデジタルサイネージ表示の安定化について解説します。
 
空港のデジタルサイネージ

デジタルサイネージの安定した表示にはシステムの努力が背景にあります。


■デジタルサイネージの安定表示は努力の結果

空港や鉄道の電光掲示板が、システム障害により異常な表示になっている様子をニュース等でご覧になったことはありますか。デジタルサイネージを含め、殆どのデジタル媒体は大なり小なりシステム障害に直面する可能性があります。
普段はあまり意識されませんが、デジタルサイネージの表示は正常なシステムと電力の両輪で維持されます。動画の再生や膨大な情報量、インタラクティブな応答等、従来の看板に無いパワーがある反面、安定化に向けた取り組みが背景にあるのです。 
デジタルサイネージ稼働の前提

 

■動画コンテンツは数百MBを目処に

動画プレーヤー型のデジタルサイネージの場合、再生する動画コンテンツが短く、1秒間あたりに転送されるデータ量(つまり画質)が低いほどシステムに負荷が掛からず、動作は安定します。
動画プレーヤーの品質にもよりますが、再生する動画ファイルは1ファイルあたり300MB(フルHD動画の場合)以内に抑えるのが無難でしょう。長尺の動画コンテンツではファイルを適当な長さで分割するのも方法です。
安定動作の目安となる解像度・ビットレート・ファイルサイズは、プレーヤーの仕様書・取扱説明書に記載されています。この仕様を知らずに大きなデータを扱ってしまい、プレーヤーを破損させるユーザーもいます。
参考までに弊社の場合、フルHDの動画コンテンツで100~200MBを目安に制作しています。今後普及する4K・8Kコンテンツでもプレーヤーに安定動作の目安が記載されますので、機器への負荷を考えながらデータを準備したいところです。
 
動画のビットレートとは…

ビットレートが高いほど高画質、または動画のサイズが大きい。しかし機器の処理能力を超えてビットレートが高いと機器の動作が不安定になり、停止・故障する場合がある。動画のファイルサイズは「ビットレート×再生時間」となる。


■正常動作を自動チェックするデジタルサイネージ

デジタルサイネージの中には、動画やコンテンツが正常に表示されているか、機器独自にチェックする機種もあります。これらの機種はチェック用のICチップを内蔵しており、表示の異常を感知した場合はシステムの自動再起動によりコンディションを回復します。
 


■タッチパネル型デジタルサイネージは一定期間で再起動を

タッチパネル型デジタルサイネージは、ユーザーの操作によりプレーヤー内のシステム(メモリ内)にゴミが溜まります。通常はガベージコレクションという機能でメモリを掃除するのですが、これが上手く動かなくなるとゴミがメモリを占有してシステムの動作に影響を及ぼします。
WEBブラウザでシステムを組む場合は、システムに溜まるキャッシュを定期的に掃除したり、システムを再起動させる仕組みが望ましいです。これらは表示ページにJavascriptを設定したり、シャットダウンのタイマー化で実装できます。尚、WindowsPCの場合システムのタイマー起動にはBIOSの対応が必要なため、導入前にメーカーに確認すると良いでしょう。
 


■安定動作の観点からFLASHは使わない

flash形式は高度なインタラクティブコンテンツが制作できますが、システムへの負荷が高く、セキュリティ面の問題もあって近年ではシェアを落としています。Flashは安定動作の観点では良い選択と言えず、Googleも2016年秋にWEBブラウザでのサポートを終了する旨アナウンスしています。今後はHTML5によるインタラクティブコンテンツが主流になると言われています。

 

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