低予算で組むデジタルサイネージ 第1回 スピーカー 

低予算で組むデジタルサイネージ 第1回 スピーカー

※当記事における機材の構成及び価格は、2012年当時のものです。
自作に関するお問い合わせはこちらをご覧ください。
 
デジタルサイネージ機材の相場は20万~30万円程度です。(32型のモニターの場合)
自宅のテレビやDVDプレーヤーを使えば0円なのですが、
今回は新品機材をイチから揃えるところから検証を始めます。
 
5万円の予算でデジタルサイネージは組めるのだろうか?
結論から申しますと、組めます。
今回から4回に分けて、機材の紹介をしていきたいと思います。
実際に購入した金額も書いていきますので、
デジタルサイネージ機材を検討されるにあたり、判断材料にして頂ければと思います。
 
今回のサンプル機材は23型モニターを使っていますが、
32型モニターを使った場合は、6万円程度の予算で組むことができます。
32型の見積もり事例につきましては、第4回に付録として紹介します。
 
尚、記事中の商品名や市場価格は、記事執筆当時のものです(2011年1月)
市場価格は時期により多少変動しますので、参考としてご覧ください。
 
 

 
23インチモニターを使ったデジタルサイネージの機材内訳は、
モニター、モニタースタンド、映像再生機、USBメモリ、スピーカー、
映像用ケーブル、電源用ケーブル(タコ足)。以上の合計で予算5万円以内を目指します。
 
23型液晶画面と森内太平

 
 
本日はスピーカーについて。
サンワサプライ MM-SPL5BK

サンワサプライ MM-SPL5BK
 
今回サンプル用に用意したスピーカーがこちらです。
定価は税込4,179円ですが、家電量販店で2,980円で購入しました。
初期投資として負担の無いもので、デジタルサイネージの現場で使えるもの。
という方針で選びましたが……個人的な本音は少し違います。
 
本来は、スピーカーにはしっかりお金を掛けるべきです。
このスピーカーの定格出力は5W+5Wで、合計10Wですが、
定格出力の値が大きなスピーカほど、音割れせずに大きな音量でお客様にアプローチできます。
家庭とっては大音量でも、繁華街では雑踏にかき消されてしまいます。
このクラスのスピーカーですと、例えば繁華街のアーケードでは力不足です。
ショッピングモール等の館内でしたら、音が反響するのでこのクラスでも大丈夫でしょう。
 
予算に余裕があれば、このクラスのスピーカーを勧めたいと思います。
 
オンキョー GX-70HD

オンキョー GX-70HD
 
知る人ぞ知る、PC用スピーカーの名機です。
こちらは15W+15Wの合計30Wですので、かなりの音圧が出ます。
騒がしい場所で前出のスピーカーと比較すると、その差は歴然です。
例えば……渋谷で使うなら、このクラスの音量がある方が望ましいです。
 
オンキョーGX-70HDは現在、Amazonで9,072円で販売されています。
音声によるアプローチが難しい現場があるのは事実ですが、
繁華街での利用が前提にする場合は、音によるアプローチが重要です。
 
音声は、時に映像よりも強力です。
視界や視点にと関係なく、通行者の注意を惹きつけるポテンシャルがあります。
BGMを流すだけでしたら、パワフルなスピーカーは必要ありませが、
意味を呼び込みやナレーションをコンテンツにする場合は、
音声の明瞭さや音圧が結果を左右します。
 
当店のデジタルサイネージ映像は、呼び込み音声が標準装備されています。
ですから、設置状況によっては、モニターよりもスピーカーに予算配分することを、
お勧めするかもしれません。
 
今回の本命はGX-70HDですが、予算を抑えるため、MM-SPL5BKを見積もりとします。
 
 
<今回の購入>
サンワサプライ MM-SPL5BK 購入価格2,980円
 
<現在の予算消化状況>
2,980円/5万円 

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