デジタルサイネージ自作の注意点 

デジタルサイネージ自作の注意点

 

 
弊社ホームページでは、以下の自作記事が人気です。
・低予算で組むデジタルサイネージ 第1回 スピーカー
・低予算で組むデジタルサイネージ 第2回 モニター
・低予算で組むデジタルサイネージ 第3回 メディアプレーヤー
・低予算で組むデジタルサイネージ 第4回 ディスプレイスタンド
 
2012年初頭の記事ですし、現在は弊社でサポートしておりませんが、
電話での問い合わせが頻繁にありますので
(上記記事に関するお問い合わせはご遠慮ください)
デジタルサイネージ自作の注意点について。
 
十分な知識の無い企業様は、
メーカー製のデジタルサイネージ導入をお勧めします。
自作をお考えの企業様の中には、
運用コストを失念されているケースがあるようです。
 
前提としてデジタルサイネージの自作は
「自己責任で販促用のディスプレイシステムを組む」
という仕事です。
 
難易度は異なりますが、自社にサーバーを導入するようなもの、とお考えください。
自前でやる以上、担当者が運用からトラブル対処までこなす必要がありますし、
担当者が何らかの理由で会社を辞めても、運用は続きます。
デジタルサイネージの運用コストは、電気代だけではありません。
 
 
 
■追加オーダーやトラブルへの対応
 
冒頭に上げた4本の記事は、手前味噌ですが丁寧に解説しています。
あの記事で「分からないことがある」「応用できない」では、
追加オーダーやトラブルに対応するのは難しいでしょう。
 
自作にはサポートがありません。
故障時にメーカーに問い合わせる時も、個別の製品を組み合わせていますから、
故障箇所を特定する必要があります。
 
モニターが壊れた頃には、同製品は販売終了かもしれません。
その場合もサイネージの運用を続けるのであれば、
すみやかに代替品を選定して仕入れることになります。
例えば、VESAマウントの調べ方はご存知でしょうか。
どのように問い合わせれば、適切な機種が見つかるのでしょうか?
 
 
 
■自作はコスト的な旨味が薄れつつある
 
弊社が自作記事を書いた当時は、32型サイネージの市場価格が17~18万円程度でした。
(もう少し細かく説明すると、2011~2012年はサムスンのデジタルサイネージ「ハルヱとケイジ」から「店舗の力」への移行期でもありました。この間で相場が動いています。)
しかし2013年12月現在、32型のサイネージはAmazonで13万円前後で購入できます。
今現在であっても、自作で機材を揃える方が価格的に有利ですが、
それでも数万円程度の差になりつつあります。
(但し、屋外対応のデジタルサイネージは全く話が変わります)
 
概して、自作は故障時のコストが割高です。
例えば市販のテレビをデジタルサイネージ用途で使う場合、
故障時のメーカー保障は得られないとお考えください。
 
壊れたら、有償修理もしくは買い替え。
民生品を組み合わせて自作するのであれば、
基本的にこの前提でコスト計算する必要があります。
 
 
 
■初期投資と運用コストのバランスを考えて
 
デジタルサイネージの自作は、十分な知識に加えて、
壊れたら機材を捨てても良い、程度のコスト管理が望ましいです。
予めリスクを抑えた運用であれば、かなり安く上がります。
 
冒頭に上げた記事の通り、
自作は23型であれば5万円以下、32型でも8万円程度で組めますので、
これらの初期投資と運用コストのバランスを考えて、
より効率的な選択をお勧めします。

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