デジタルサイネージと2K・4K・8K解像度 

デジタルサイネージと2K・4K・8K解像度

 
2020年のスーパーハイビジョン化に向けて、
ディスプレイの解像度は倍々ゲーム的に上昇します。
当然ながら、デジタルサイネージの市場にも影響があります。
この分野は、専門用語だらけの解説が多いので、
なるべく簡単な言葉で解説したいと思います。
 
 
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解像度とは何か?
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解像度(かいぞうど)とは、見た目の「キメの細かさ」のことです。
デジタルデータの動画と写真は、点の集まりですから、
同じ面積に点を細かく詰め込むほどに、きめ細かな見た目になります。
 
解像度の比較

解像度が高いモニターほど、細かなところまでくっきり表示できます。
 
解像度には、
・モニターの解像度
・動画データの解像度
の2種類があります。
これらは、どちらが欠けても具合が悪いです。
 
動画データが低解像度なら、高解像度のモニターで再生しても、ぼやけて見えますし、
モニターが低解像度なら、高解像度の動画データは意味がありません。
 
 
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解像度は今後もどんどん上がる
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今現在はフルハイビジョン(2K)の画質が主流です。
家電量販店では、現行ハイビジョンの4倍の解像度である
「4K」テレビが登場しています。
また、現在NHKが開発中の「8K(スーパーハイビジョン)」テレビは、
今のフルハイビジョンの、なんと16倍の解像度です。
 
今後の解像度の変遷

 
2014年2月現在、4Kテレビは35万円~の価格帯で購入できます。
しかし、現在のテレビ放送やBD(ブルーレイディスク)は2Kの規格なので、
今直ぐ買っても、画質の差を実感する機会はあまり多くありません。
 
ちなみに、2K・4K・8Kの名前の意味ですが、
これは、それぞれの規格の横幅のピクセル数にちなんで、呼ばれています。
1920ピクセル → 概ね2000ピクセル → 2キロ → 2K(にけー)
3840ピクセル → 概ね4000ピクセル → 4キロ → 4K(よんけー)
7680ピクセル → 概ね8000ピクセル → 8キロ → 8K(はちけー)
 
 
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解像度上げると広告効果は上がる?
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商品の写真や動画をキレイに見せるという点では、
高解像度のモニターは良い仕事をします。
 
例えば、ケーキ屋さんが美味しそうなケーキのアップを映したり、
宝石店がダイヤモンドリングのアップを映したりと、
「商品が細かく見える=良さを伝えやすい」場合は、
高解像度モニターの恩恵がありそうです。
 
とはいえ、期待しすぎるのは危険です。
広告は、お客様の需要に応えてナンボです。
美しい画質を実現したところで、
「それが何か?」と言われてしまう可能性もあります。
 
広告の中身が駄目なら、画質が上がっても駄目です。
 
POPの例

商売の現場では、手書きのPOPの方が 下手なポスターより良い仕事をする場合があります。
この現実はデジタルサイネージの分野でも同じことです。
 
 
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デジタルサイネージの買い時はいつ?
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現行の2Kでも十分に美しい画面ですが、
今後も、4K・8Kと飛躍的に画面の解像度は上がっていきます。
これをイチイチ追いかけていたら、キリがありません。
その時代で、必要な時に、適切な値段で入手できるモニターを使って、
知恵を絞って気の利いた広告を表示するのが大事です。
 
優先すべきは、市場の流行ではなく、事業の都合です。
今、デジタルサイネージで往来にアピールする必要性を感じているなら、
今現在の予算で適切な機能のサイネージを導入して、
広告による成果を得ることをお勧めします。
 

 
ちなみに、弊社の場合は……
2015年現在、弊社でも4K対応のデジタルサイネージプレーヤーを扱っています。
業務用の4Kディスプレイは高額なので、お客様の選択肢に入るのはもうしばらく後になりそうです。
現在4Kのデジタルサイネージを導入する場合は、民生品の4Kテレビを導入して、
このような4K対応プレーヤーを接続するのが現実的と思います。
 
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