VideoStudioでSF風の画像表示ウインドウを作る

SF系のアニメでお馴染みの効果です。「ブンッ」という効果音と共に中空にモニターが表示されるアレです。某テレビゲームのPVで見かけた効果をVideoStudioで再現しました。


■作り方

VideoStudioで空中にモニターを表示するような効果 (1)
効果には、モーション設定とフィルタの「ビデオのパンとズーム」を使います。まずは適当なサイズの画像をタイムラインに貼り付けて、表示位置とサイズを調整します。その後、高度なモーション モードに切り替えて、動きを付けます。尚、サンプル動画では各画像の表示時間を3秒間に統一しています。

VideoStudioで空中にモニターを表示するような効果 (2)
高度なモーションを開いた最初のキーフレーム設定です。まずは、最初の最後のキーフレームに「境界線」の項目を設定します。作例では初期値にサイズ:2、ブラーアウト:5 のみ設定を変更しています。
また、最初のキーフレームでは、画像のサイズと X:1 Y:1 に設定します。

VideoStudioで空中にモニターを表示するような効果 (3)
次は4フレーム目にキーフレームを設定しますが、インジケーターのマウスドラッグではピンポイントで指定しにくい場合があります。プレビュー再生ボタンの左右には、インジケーターを1フレームずつ進めるボタンがありますので、4フレーム目であれば、最初のフレームから→方向のボタンを4回クリックします。

VideoStudioで空中にモニターを表示するような効果 (4)
2つ目(4フレーム目 00.04)のキーフレームです。ここでは、X軸のサイズが元画像の数値になっています。Yは Y:1 のままです。

VideoStudioで空中にモニターを表示するような効果 (5)
3つ目(8フレーム目 00.08)のキーフレームです。ここは元画像のサイズそのままです。

VideoStudioで空中にモニターを表示するような効果 (6)
最後から8フレーム前のキーフレームです。ここは3つ目のキーフレームと同じ設定です。

VideoStudioで空中にモニターを表示するような効果 (7)
最後から4フレーム前のキーフレームです。サイズは X:元サイズ Y:1 です。最後のフレームからコマ送りのボタンを押すとフレーム数を測りやすいです。

VideoStudioで空中にモニターを表示するような効果 (8)
最後のキーフレームは サイズ X:1 Y:1 です。

VideoStudioで空中にモニターを表示するような効果 (9)
モーションを付けた後、画像にパンを付けると躍動感が出ます。「ビデオのズームとパン」を適用します。

VideoStudioで空中にモニターを表示するような効果 (10)
ズーム&パンを設定中。画像ではサイズを100%→110%に設定して、ズームインしています。