文字に動画テクスチャを使う時は、本来マスク掛けで制作しますが、簡単なテロップ(字幕)に使う程度であれば、フィルタの「雲」をカスタマイズして炎が表現できます。なにしろ手軽で予算が掛からないのが強みです。今回はパラメーターの設定が多いので、ひとまずサンプルの通りに制作して、数値を色々試してみると良いでしょう。
■操作手順
(1)テロップを選択して、表示時間を1秒にする。長すぎるとフィルタの動きが遅くなり、炎らしく見えない。
(2)テロップにFXフィルターの「雲」を適用。プリセットにある一番右下の、雲が下から上に昇っているような効果を選択して、「フィルターをカスタマイズ」をクリック。
(3)キーフレームは、始点・中央・終点の3箇所設定する。それぞれのキーフレームで粒子の色を変えることで、炎らしさが出る。設定値はとりあえず画像を参考に入力して、その後自分好みにカスタマイズすると良い。
(4)フィルタを設定したら、テロップに境界線とシャドウを付ける。シャドウは上方向に伸ばすと、炎のフィルタが反映されて炎らしく見える。
(5)効果を付けた1秒のクリップを並べる。長時間表示する場合は、数値を変えた2~3パターンを組み合わせると、より自然に見える。
(6)炎の色や書体を変えると雰囲気が変わる。