カットインは主にビデオゲームで使われる演出で、例えば「必殺技」を出す瞬間に表示します。カットインの表示時間は短く、ゲームプレイや映像視聴の阻害にならないように差し込まれます。
商業系の動画ではあまり見かけない演出ですが、印象が強いので機会があれば使っていきたいところです。「無料・限定・先着・100円・激安・返金保障」等のキーワードに絡めると面白そうです。
■【素材】背景
カットイン用の背景画を用意しました。商用可のフリー素材です。
→ダウンロード(zip圧縮)
■【素材】カットインの効果音
ひらめきや緊張感を感じる効果音が使われる傾向があります。
効果音例1(効果音ラボ 様)
http://soundeffect-lab.info/sound/search.php?searchtext=%E8%B6%85%E5%BF%85%E6%AE%BA%E6%8A%80&x=0&y=0
効果音例2(効果音ラボ 様)
http://soundeffect-lab.info/sound/search.php?searchtext=%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%B9%E4%B8%8A%E6%98%87&x=0&y=0
効果音例3(効果音ラボ 様)
http://soundeffect-lab.info/sound/search.php?searchtext=%E5%88%80%E3%81%AE%E7%B4%A0%E6%8C%AF%E3%82%8A&x=0&y=0
効果音例4(効果音ラボ 様)
http://soundeffect-lab.info/sound/search.php?searchtext=%E6%99%82%E4%BB%A3%E5%8A%87%E6%BC%94%E5%87%BA%EF%BC%91&x=0&y=0
効果音例5(効果音ラボ 様)
http://soundeffect-lab.info/sound/search.php?searchtext=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%B3&x=0&y=0
■作り方
カットインには全画面、コマ割り、センターライン、人物切り抜きなどの方法がありますが、まずは制作が簡単な画面の中央を横断するタイプのカットインを解説します。
手前の人物(女性)には、モーションと移動ぼかしフィルタを掛けています。背景の効果画像にはモーションを掛けています。また、画像ではわかりませんが、同じ場所に効果音も付けています。合計3トラックです。
手前の人物は、背景の進行方向と逆向きに動かしています。
人物の移動ぼかしフィルタ設定を確認します。
最初のキーフレームは、長さ:40 角度:180にしています。光源はカメラにしています。※共通の設定として、右から左に動かす場合は、角度を0に設定します。
中間のキーフレームは長さ:0 角度:180です。
中間フレームの位置は好みで変えてください。画像では3フレームの位置にキーフレームを設定していますが、サンプル動画では9フレーム(0.3秒)に設定しています。
最後のキーフレームは長さ:0 角度:180にしています。
次は背景を確認します。
横長の画像を右から左に動かしています。
元画像はフルHD2枚分のサイズですが、縦横比を調整して、より横長に変えています。
簡単な構造なので、最初はセンターラインを横断するカットインで練習するとよいでしょう。
コマ割り風のカットインは、一旦出力した動画にマスクを掛けて表現します。
画像の左が元の動画、右がマスク画像です。
合成すると動画が透過します。
背景と合成するとこのようになります。なお、サンプル動画のカットインは全て1秒間で制作しています。視聴のリズムを阻害しない範囲で時間は好みで調整するとよいでしょう。
素材としてカットインの動画を出力する場合は、非圧縮で映像の劣化が無い無圧縮AVIか、高画質のAVC/H.264形式で出力しましょう。
素材として出力する場合は、余計な場面が出力されないように編集画面でプレビュー範囲を設定します。その場合、出力画面で「プレビュー範囲のみ作成」にチェックを入れます。