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VideoStuidoで罫線使って画面の分割後、別の画像や動画を表示する方法

画面をアニメーションする罫線で分割するテクニックを紹介します。試行錯誤しながら素材を配置するのではなく、予め決めた画面のデザインを編集画面で忠実に再現する…という考え方です。罫線は細長い画像ではなく、1920×1080の透過スペースを含む画像を使います。細長い画像はVideoStudioで表示エラーが出やすいためです。

動画

■作り方

VideoStudioで罫線で画面を分割する (1)
既存の場面に罫線がアニメーションで入り…

VideoStudioで罫線で画面を分割する (2)
罫線で区切った領域に新しい画像や動画が表示される流れです。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (3)
罫線や画像素材は、1920×1080ピクセルで準備します(4Kの場合は3840×2160)。この画像では透過PNGで出力しています。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (5)
動画を使う場合はサイズや配置を決めて、一旦フルHDの動画素材として出力します。これは、出力した素材に正確にマスクを掛けるためです。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (6)
この方法を使うと、写真の任意のモーションを動画素材として扱えるようになります。画像の左腕は写真を左から右に動かして、それをAVC/H.264形式で出力しています。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (7)
まずは罫線のアニメーションを作ります。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (8)
各罫線の画像は1920×1080で作っていますから、最初のキーフレームは画像全体を画面外に配置して、最後のキーフレームで X:0 Y:0 に着地するようにモーションを設定します。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (9)
この時、最初のキーフレームにイーズンインを掛けると、モーションに躍動感が出ます。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (10)
円形の罫線は、Z軸の回転で画面外から出現します。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (11)
罫線のアニメを作ったら、その後区分けした領域に表示する画像を配置します。出現の最初は透明度100からはじめるとよいでしょう。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (12)
罫線をマスク画像で扱うと、よりキレイな合成になります。PNG画像の罫線は、画像のフチに黒っぽいにじみが出るため、背景色の関係で気になる場合はマスク画像を使います。被マスク画像とマスク画像は基本1920×1080ピクセルで制作します。例えば正方形や縦長の画像にマスクを掛けると、画像の一部にマスクが掛からないマスク欠けの不具合が発生します(VideoStudioの欠陥です)。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (13)
回転する画像も、できれば16:9サイズの画像で中心を取るのが望ましいです。

VideoStudioで罫線で画面を分割する (14)
やむを得ず正方形や縦長のマスク画像を作る場合は、オブジェクトの端から少し内側に、透過スペースを設けます。これでマスク欠けを防止できます。