疑問 デジタルサイネージに欠点はありますか? 

疑問 デジタルサイネージに欠点はありますか?

デジタルサイネージは高い訴求力があり、適切に運用すると売上への貢献が期待できます。しかし、既存の看板に比べて次の違いがあります。
外的要因によるデジタルサイネージの故障例

画像は外的要因による故障の例。恐らく何者かが足を引っ掛けて電源コードが断線していました。このようなケースでは、部品送付による現地対応(店舗スタッフによる部品交換)で、購入者の負担を抑えることができます。工場送りや出張修理の場合は数万円~の実費負担が求められます。

■内部の電気的な故障

デジタルサイネージは故障します。殆どのケースが内部の電気的な故障です。一般家庭のテレビよりも長時間稼働するうえ、屋外では厳しい環境で運用されるため、故障のリスクは常にあります。デジタルサイネージの内部は大きく分けて「ディスプレイ」「コントローラー」「電源」ですが、故障しやすいのはコントローラーと電源です。

電源故障で多いのが過電圧によるショートです。これは老朽化したビルで発生する場合があります。また、延長コードがデジタルサイネージ機器と相性問題を起こすケースもあります。

コントローラーの故障は主にストレージ(記録媒体)です。USBメモリやSDカードに使われるフラッシュメモリは、原理的に読み出し時には消耗しませんが、実際の運用では常に熱に晒されるため(長時間の稼働では手で触れるのにためらう程熱を持つ場合もあります)、物理的な負荷が掛かっています。

思いのほかタフなのがディスプレイ本体です。直射日光などの外的な圧力が無い限り、ディスプレイ部は簡単には故障しません。弊社ではいくつかのデジタルサイネージ機種を取り扱っていますが、ディスプレイ部の電気故障は取扱事例がありません(2015年現在)。

ホコリによる電源部のショートにも注意したいところです。屋外用のデジタルサイネージは、年単位で埃・煤塵に晒されますから、換気部のフィルタは定期的に掃除もしくは交換する必要があります。パソコン等の掃除に使うエアスプレーも日常のメンテナンスとしては有効です。作業前にはコンセントを切ってしばらく放置して、放電を済ませておきましょう。

電気的な故障の予防には、メーカーが提示するメンテナンスと運用環境を守ることが大事です。また、屋内用の機器を屋外で使用する等、許容範囲を越えた運用で故障した場合はメーカー保証が無効になります。デジタルサイネージが故障した場合、出張修理や工場送りにより驚くような金額が請求される場合もあります。日頃の丁寧な扱いで不意な出費を抑えたいところです。

▶補足 虚偽の申告はバレる
メーカーには、扱うデジタルサイネージのトラブルケースが集約されます。その中には、あなたが今後直面する故障も、かなりの確率で含まれています。
集約されるトラブルケースには、購入者による虚偽や悪質な事例も含まれます。例えば「屋内用のデジタルサイネージを屋外で使った結果壊れたが、適正使用における故障と偽って修理を依頼した」であったり「メンテナンス不足により故障したが、故障後機器の内部を掃除して偽装工作した」等です。ありがちなズルは見抜かれると考えた方がよいでしょう。

■外的要因による故障・事故

デジタルサイネージには、取扱上の事故・自然災害・イタズラ・交通事故・盗難等の外的リスクがあります。動産保険に加入することで、これらのリスクに対応できます。動産保険の掛け金は、デジタルサイネージの価格やメーカーの用意するプランにより異なります。
ありがちな破損の例として「足を引っ掛けて電源コードが断線」があります。これは見た目の派手な事故ではありませんが、どの店舗でも起こりうる事故ですから、ご注意ください。

通行者によるイタズラ等、治安に心配のある地域では、「リース契約」「割賦契約」に付保される動産保険を利用する方法もあります。リースと割賦は金利が掛かりますが、支払額に動産保険料も含まれますので、保険加入を前提とするなら合理的です。

■停電
デジタルサイネージは停電により表示が途絶える場合があります。通常はコントローラーもダウンして復旧に時間が掛かるため、待ち時間や待ち人数など連続性が特に重要な場合は、無停電電源装置(UPS)を用意します。

■操作ミス
デジタルサイネージは、現場の設定ミスや操作ミスで稼働が止まる場合があります。
・設定を間違えて表示がおかしくなり、元に戻らなくなった。
・電源タイマーの設定ミスで、常に電源が落ちるようになった。
・ストレージ内のコンテンツを誤って上書きした/削除した。
・電源のつけ忘れ/更新忘れ。
スケジュール登録等で運用を自動化したり、マニュアルの整備でこれらのトラブルを防げます。

■ランニングコスト
デジタルサイネージは次のランニングコストが掛かります。
・電気代
・通信費/クラウドサービス利用料(ネットワーク型場合)
・メンテナンス費
電気代は42型で月1,000~2,000円が目安です。通信費とクラウドサービスの利用料金はスタンドアロン型のデジタルサイネージでは不要です。ネットワーク型の場合、自前でシステムを組めばクラウドサービスは不要ですが、現実、出来合いのクラウドサービスを利用することになるでしょう。
メンテナンス費は主に屋外用のデジタルサイネージで掛かります。防塵フィルタはメーカー指定の期間で交換することになります。

このように、デジタルサイネージにはいくつかの課題がありますが、強力な販促物でもあります。自社に適切な運用をよく検討するか、専門業者への相談をお勧めします。

 

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